最近の散歩中に目撃したカラスの不思議な鳴き声についてお話しします。
この日、耳にしたのは、ヒヨドリやカッコウ、トンビの鳴き声とは明らかに異なる、奇妙なカラスの声でした。それは「アワワ、アワワ、アワ、アワ」というもので、少し風変わりでした。
初めての経験だったので、思わず検索し、調べてみました。
なぜカラスの鳴き声は「アワワ・アワアワ」?
一般的には「カーカー」や「ガーガー」という鳴き声で知られるのがカラスです。ですが、実はもっと多様な鳴き声を持っているようで、私が聞いたのは以下のような特殊なパターンです。
- アワ、アワ
- アワワ、アワワ
- カカカカ
なので、なぜというのなら、「アワワ・アワアワ」は、特殊な鳴き方だと思われます。
日本でよく見るカラスの種類
世界には40種類以上のカラスが存在しますが、日本には11種類のカラスがいます。
その中でも特に都市部でよく目にするのは、ハシボソガラスとハシブトガラスです。
ハシボソガラスの特性
ハシボソガラスはより田舎の畑や田んぼが多い地域でよく見られます。
- 「ガー、ガー」というややしわがれた声で鳴く
- 主に郊外に生息
- くちばしは細い
- 飛び跳ねることなく、静かに歩く
このように、カラスの鳴き声や生態には多様性があり、その中でも「アワワ・アワアワ」という珍しい鳴き声は特に興味深い現象と言えるでしょう。
ハシブトガラスの生態
特に東京の渋谷や新宿、大阪の道頓堀、名古屋の中心部など、大都市の中心でよく見られるのはハシブトガラスです。
このカラスの特徴は以下の通りです。
- 鳴き声は明瞭で「カァー、カァー」と聞こえる
- 都市部に頻繁に見られる
- くちばしは太め
- 活発に跳ねる歩き方
都市のハシブトガラスの多彩な鳴き声
都市部に生息するハシブトガラスは、その行動範囲と多様な環境の中で40種類以上の異なる鳴き声を発することが知られています。
これらの鳴き声にはそれぞれ特定の意味や目的があり、状況に応じて使い分けられます。
基本的なカラスの鳴き声とその意味
カァー、カァー(アー、アー)
これはカラスが他の個体と識別し合うための基本的な鳴き声で、攻撃性のない挨拶やエサの位置を仲間に知らせる際に使用されます。
あー、あー
このリラックスした響きは、カラスがくつろいでいるときに聞かれることがあります。
クアッ、クアッ
これは縄張りを主張したり、軽い警告を発する時に使われる声ですが、実際の攻撃には至りません。
カッカッカッカッ
縄張りを主張する強い声で、他のカラスに「立ち去れ」と警告していることがあります。
グアッ(グワッ)
空腹を表す時にこの声を発します。
クワァァァァ
これはカラスが求愛する際に使用する特別な鳴き声です。
アワァァァァ
メスがオスに餌をねだる時に聞かれる声です。
「アワワ、アワワ」と「アワ、アワ」の鳴き声の意味
これらの特別な鳴き声について、完全な説明はまだ未解明とのことです。しかし、インターネット上の目撃情報などでは、これらの声が攻撃や怒りを表しているわけではないようです。
情報を集めると以下のとおりの予想ができました。
- カラスが甘えたり、気分が良い時に発する声。
- まだ習熟していない若いカラスが不完全な鳴き声。
- 地域によって異なる「方言」の可能性も?
- 求愛行動や威嚇の突然変異?
これらの鳴き声は、どこか間抜けで親しみやすい印象を与え、カラスが平和な状態にある時の鳴き声である可能性があります。
もしかしたら、近くのカラスもアワワと鳴いているかもしれませんよ。