昔に比べて、習い事に通っている子どもたちが増えていると感じます。そして、習い事も多様化している印象です。
習い事は経済的に負担が大きいと感じ、躊躇している方や、どの習い事が最もコストパフォーマンスに優れているのかわからないという方向けに、費用が少ないお手頃な習い事を紹介します。
最近では、複数の習い事を持たせている家庭も増えており、その際に費用がネックになってしまうことも少なくありません。そのため、コストパフォーマンスが良い習い事について興味がある方も増えているでしょう。
子どもが何か新しいことに興味を持ったとしても、経済的な理由であきらめてほしくないです。それが当たり前でしょう。
予算に無理なく、長く続けられる習い事を選ぶことが重要ですので、今回は月謝の少ない傾向の習い事に焦点を当ててみました。
コストパフォーマンスの良い月謝の安い習い事とは?
子どもが実際に興味を持って取り組める、手頃な価格の習い事を紹介します。
ここで挙げる習い事は、費用が抑えられているだけでなく、子どもの成長を感じられるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
今回の記事で、リーズナブルな習い事が多いことを改めて実感し、これから自分の子どもにも習い事をやってみるか聞いてもらえたらうれしいです。
コストパフォーマンスが高く安い習い事:①書道
最初にお勧めしたいのは書道です。
日本で親しまれている習い事の一つで、書道を始める家庭も多いです。実際にパパママも習っていたから子どもにもって家庭も多いでしょう。
書道の平均月謝はだいたい2,000円から5,000円で、教室の費用や指導料が月謝に幅をもたらしていることがわかります。
書道を始める際には以下の費用が必要となります。
書道の初期費用
- 書道セット
- 筆
- 半紙
書道セットの購入は頻繁ではありませんが、習い事にのめり込むと道具をグレードアップすることもあります。
筆は使用により摩耗するため、多くの方が半年から1年ごとに新しいものに交換しているようです。
また、多くの人が選んでいる筆の価格帯は2,000円前後です。
教室や指導料によって価格に差が出ることはありますが、美しい文字を書けるようになるメリットを考えると、書道は非常に価値のある習い事です。
コストパフォーマンスが高く安い習い事:②そろばん
続いておすすめするのは、そろばんの習い事です。
そろばんは子どもたちに常に人気のある習い事で、多くのパパママが注目しています。
そろばんの月謝は4,000円から12,000円という範囲で設定されている教室が多く見られますが、この料金には幅がある理由があります。
- 地域によって異なる最低賃金のように、教室ごとにも月謝が異なる
- 暖房費や教室の賃貸料が月謝に含まれる場合とそうでない場合がある
- 提供される授業の回数や時間
- 教師が持っている資格によって月謝が高くなることがある
子どもたちは週に2回から3回程度通うことが多く、放課後の時間を有効活用できること、また暗算スキルが向上するという点から、他の習い事と比較してもコストパフォーマンスが良いと感じられています。
月謝を単独で見ると高く感じるかもしれませんが、週に3回程度通うなら、非常に経済的だと感じるでしょう。
また、オンラインでのそろばん教室も存在します。送迎の手間が省けるメリットがありますが、友達と一緒ではないので、場合によって自宅ではやらないってことも…
コストパフォーマンスが高く安い習い事:③通信教材
次に推薦するのは、通信教材を利用した習い事です。
多くのパパママが、子どもに合わなかった習い事で経済的な損失を経験しています。
しかし、多くの大手通信教材サービスでは無料の試用期間を提供しており、これを利用することで、子どもに最適かどうかを見極めることができるので非常におすすめです。
一度は体験してみるって方も多いです。また、ハードルが低いのでチャレンジしやすいです。
個人的には、小さいうちに試してみるといいでしょう。楽しんでやりやすいと感じます。
懐に優しいスポーツ習い事とは?
費用を抑えたスポーツ習い事は子どもたちにも大変人気があります。
多くの人がスポーツ習い事は高額で手が出ないと感じているかもしれません。
しかし、費用が低いスポーツ習い事があると知れば、子どもに体験させたいと考える親御さんも多いでしょう。
懐に優しいスポーツ習い事:①サッカー
手頃なスポーツ習い事をお探しの方に最適なのがサッカーです。
サッカーと聞くと男の子向けと思われがちですが、最近は女の子も積極的にサッカーを始めるケースが増えています。
サッカーには、地域のサッカー少年団や専門のスクールがありますから、どちらを選ぶかがポイントです。
サッカー少年団は地域に根ざしており、多くの地域の子どもたちが参加しています。
月謝 | 2,000円から5,000円程度 |
入会金 | 1,000円から3,000円程度 |
年会費 | 1,000円から3,000円程度 |
そのほか、用具や合宿、遠征の追加費用が発生する場合があります。
多くの少年団では、経験者が指導にあたるため、人件費が少なく抑えられていることが多く、そのため月謝も比較的安価です。
ただし、地域や練習場所によって費用に差が出ることがあります。
また、少年団は、当番によって子どもたちの補助をすることが多いようですので、一日少年団に時間を使うこともある可能性があります。
一方で、サッカースクールは専門のコーチが技術向上を図ることを目的としており、少年団に比べて月謝はやや高めに設定されています。
月謝 | 5,000円から12,000円程度 |
入会金 | 6,000円から11,000円程度 |
年会費 | 6,000円から11,000円程度 |
そのほか、合宿や遠征など追加の費用が発生する場合があります。
これらの費用は、住んでいる地域やコーチによって異なりますので、興味があれば現地で詳細を確認することをおすすめします。
サッカーを始める際にはシューズの購入も必要ですが、すぐに辞めることがないよう、子どもが続けられそうかを見極めることが必要でしょう。
懐に優しいスポーツ習い事:②ダンス
次にお勧めする費用を抑えたスポーツ習い事はダンスです。
ダンスを学ぶことで、子どもたちは表現力を養い、自己信頼を高める効果があります。
ダンスは近年、男女問わずに人気がありますが、どのくらいの費用がかかるのか気になる点でしょう。
一般的にダンススクールの月謝は5,000円から10,000円程度が相場です。
初めて聞くと、それほど安くは感じないかもしれませんが、ダンスは他のスポーツと比較して特別な道具が必要ないため、年間を通じて比較的低コストです。
もし特定の技術向上を目指し、マンツーマン指導が必要な場合は、コストが上がるため注意が必要です。
- ダンスシューズ
- ステージ出演時の参加費
- 衣装代
これらの費用は通常、月謝に含まれません。したがって、習い始める前にその年のスケジュールを確認しておくとよいでしょう。
ダンスは発表会や衣装代が発生することがありますが、月謝だけを考えれば他の習い事に比べて割高ではありません。
さらに、ダンスは学校の教育カリキュラムに組み込まれていることも多く、学ぶことによるメリットは大きいです!
懐に優しいスポーツ習い事:③武道
続いて、おすすめの費用効率が良いスポーツ習い事として武道を挙げます。
武道を学ぶことで、礼儀作法や精神的な強さも養えるため、男女問わず人気の習い事です。
武道の月謝相場は、種類によって異なりますが、一般的には以下の通りです。
空手 | 月謝3,000円から5,000円 |
柔道 | 月謝2,000円から7,000円 |
剣道 | 月謝2,000円から10,000円 |
地域による公共の施設などで安価に学べることも多く、長期的に見てもコストパフォーマンスが良いです。
武道では検定料や試合参加費などの追加費用が発生することもありますが、基本的に道具の必要が少ないため、継続的な費用は抑えられます。
合宿がある場合もあり、事前にスケジュールを確認しておくと安心です。
武道は自衛技術も学べるため、長い目で見ると非常に役立ちます。また、どの教室も礼儀を重んじるため、子どもの教育にも良い影響を与えるでしょう。
懐に優しいスポーツ習い事:④水泳
最後にお勧めするのは水泳です。
水泳は子どもの健康に良い影響を与えるとされており、多くの家庭で小さい頃から始められます。
水泳は基礎代謝を向上させ、全身を均等に鍛えることができるため、非常に人気があります。
水泳の月謝は、5,000円から10,000円程度が相場です。その他、入会金や事務手数料が2,000円から5,000円かかります。
さらに、スクール指定の水着やバッグ、スクールバス利用料、施設の暖房費用が必要になる場合があります。
多くの人がスクールバスの利用を便利と感じており、送迎の手間を考えるとコストパフォーマンスが良いと感じることが多いです。
水泳は、その効果や利便性から見ても、投資する価値のある習い事だと言えるでしょう。
低コストで始められる習い事の活用術
これまでにも低コストの習い事をいくつかご紹介しましたが、さらに探せば無料または安い習い事を見つけることができます。さっそくその方法を見ていきましょう。
子どもの成長を低予算で支えたいと思いますよね。ここでいくつかのポイントを見ていきましょう。
低コストで始められる習い事は、自治体主催の習い事をチェックすること、無料で始められる通信教材も活用することです。
それぞれを調べてみましたので、一つずつ確認していきましょう。
自治体主催の習い事がリーズナブル
低予算で習い事を始めたい方は、まず自治体主催の習い事を探してみましょう。
公民館や体育館で開催されるプログラムは、税金の補助を受けているため、非常にリーズナブルな価格設定がされています。
無料やわずかな費用で参加できる習い事もありますので、定期的にチェックすることをお勧めします。
また、短期間で完結する習い事が多いため、継続が難しいと感じる方にもぴったりです。
- 幼児向け体操クラス
- 小学生のダンスクラス
- アートワークショップ
- 英会話クラス
- ジュニアサッカー
- 子ども野球クラス
自治体によって提供される習い事はさまざまです。自分の住む地域でどのようなプログラムが提供されているか調べてみることをお勧めします。
特に夏休みや冬休みなどの長期休暇前に情報を得ておくと良いでしょう。
多くの自治体が長期休暇限定のプログラムを提供しており、親子で参加できるイベントもあります。
全てのプログラムが受講可能なわけではありませんが、コストパフォーマンスが高く、満足度も高いとの声が多数ありますので、ぜひ活用してみてください。
無料体験が可能な通信教材を活用
経済的負担が少ない習い事をお探しの方には、無料体験が提供されている通信教材の活用をおすすめします。
通信教材は比較的リーズナブルな価格で提供されることが多く、多くの家庭で習い事として導入されています。
しかし、お子様に必ずしも合うとは限らないので、実際に体験してみることが大切です。
無料体験を利用すれば、お子様が学習に興味を持ち、教材と相性が良いかどうかを確かめることができます。その後、正式な契約を検討する選択肢もあります。
無料体験を通じて、お子様が勉強に取り組む意欲が見られれば、継続を検討することも一つの方法です。
通信教材は、日々の学習習慣を身につける手助けとなり、親御さんにとっても育児が少し楽になるかもしれません。
資料請求が可能なため、まずは情報を集めて、長期的に続けられる教材を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。
通信教材は多様で、お子様が自分に合ったものを選ぶことができれば、学習意欲も高まります。
親が一方的に決めるのではなく、お子様の意見を尊重することで、お子様も自己選択を楽しむことができ、一層の学習効果が期待できます。
コストパフォーマンスの良い習い事で子どもはしっかり成長する
「もっと予算があれば、もっと良い習い事にさせられるのに」とか、「安価な習い事では子どもにとってあまり役立たないのでは」と感じたことのある方は少なくないでしょう。
しかし、今回取り上げた習い事は、子どもたちにとっても人気があり、価格に関係なく子どもが成長する機会を提供しています。
実際に多くの親御さんが、価格が手頃な習い事でも、子どもが経験を積むことで成長を実感しているという声は多いです。
子どもが自ら進んで取り組みたいと思える習い事であれば、価格はそれほど重要ではありません。
- 学校教育とは異なる環境での学びが子どもの成長に直結する
- 低価格な習い事でも子どもの技能を伸ばすことは十分可能
- 習い事を通じて他の子どもたちや指導者との交流からも多くを学ぶ
低価格な習い事でも、子どもが成長している様子を感じることができ、その結果を見るのは親にとっても嬉しいものです。
価格が低いからといって、子どもに対して申し訳なく思う必要はありません。
何よりも子どもの積極性が最も大切です。子どもの知的好奇心を育むためには、その探求心が重要であり、習い事の価格はその過程において大きな問題ではありません。
子どもへおすすめの安い習い事のまとめ
リーズナブルな価格の習い事、それにスポーツを含む習い事をご紹介させていただきました。
少しは参考にしてもらえたでしょうか?
今回をまとめると以下のとおりです。
- 月謝が低価格の習い事は、子どもたちにとって魅力的なものが多いです。
- スポーツ習い事も、賢く選ぶことでコストを抑えることが可能です。
- 市町村主催の習い事は、定期的にチェックすることが重要です。
- 無料体験は、気軽に試してみるべきです。
低価格な習い事でも、それが無意味であるわけではないことがお分かりいただけたと思います。
低価格であっても子どもの成長を感じることができ、子どもが積極的に参加したいと思える習い事ならば、価格は問題ではありません。ぜひ、子どもが成長するため、背中をちょっと押してあげましょう。