単独でのお風呂の準備は、まだまだ小さい1歳児を相手にすると、かなりたいへんな状況です。はじめてのときなんかは、あたふたあたふです。結構テンパります…
なお、1人で1歳児をお風呂に入れるのですから、一番は、安全に注意しながらの待機させる方法も重要です。
ここでは、「1歳児のお風呂の待たせ方」として、ご紹介します。
1歳児といっても、その子の成長速度によって全然違いますので、一概にうまくいくとは限りませんが、選択肢のひとつとして、参考にしてもらえたらうれしいです。
一人で1歳児をお風呂に入れることが大変な理由
通常、お風呂に1歳児を一人で行うことは少ないです。一方が子どもをお風呂に入れる間、もう一方はケアを手伝うのが通常メニューです。
しかし、どちらかが仕事などで不在となる場合は、「一人でお風呂に入れなければならない時」となります。そして、それがとても困難となります。
当然、いつもは1人でお風呂にいれていないので、慣れていませんね。
普段は、親が先にシャワーを済ませて、その後、もう一方が子どもを連れてお風呂に入りますが、一人だとその手順が取れません。
もし幼児がまだハイハイの段階なら、お風呂の前に一時的に寝かせて「すぐに」自分を準備し、その後、すぐに子どもをお風呂に入れることが可能でした。
しかし、1歳になると、もうハイハイするだけでなく歩き始めるため、お風呂の前に子どもを待たせることが難しくなります。
「待っててね!」といいいますが、親の言っていることを理解していない、もしくは、まったく聞いてくれません。いずれにしても、たいへんな状況です。
この時期が、一人でお風呂を入れるのに最も難しいと感じています。
1歳児をお風呂で待たせる方法
一人で子どもをお風呂に入れる際の「1歳児」の対応を説明します。
この時期の子どもは、個々に成長のペースが異なりますが、概ね1歳前後は基準としています。
この段階では、多くの子どもがハイハイをし、早い子は立ち上がって歩き始めているでしょう。
なので、その子は、「じっとしていられない」「目を離すわけにはいかない」という状況です。
これが、実際のところ非常に大変です。この時期に一人でお風呂に入れるときは、「お風呂の中での待たせ方」を工夫する必要があります。
- 子どもを湯船に一人で入れるのは絶対に避ける
- 遊び道具は絶対に必要
- 常に声を掛け続けるか触れ合うこと
- 冬場は速やかに行動することが求められる
湯船に1人で待機させるのは厳禁
自分の身体を洗う時はまだ見守ることが可能ですが、 頭を洗う時は目を離すことは難しくなります。一瞬の気の緩みも避けるべきです。
子どもがお風呂の縁で立ってしまって、滑ってしまったなんてこともありえます。それくらい、いつどんな状況になるかがわからないと考えておくべきでしょう。
本当に恐ろしい体験で、考えるだけで怖く、ほんの短い間の油断も大きな後悔につながります。
おもちゃで注意をそらせて…
では、湯船を使わずに待たせる場所はというと、浴室の空いている場所でおもちゃを使って遊ばせます。
まだしっかり歩ける月齢ではないため、座らせておけば大きな怪我のリスクは低くなります。
水が飛び散ることは避けられないですが、それは些細なことです。
お風呂用のおもちゃは何でも良く、水に強いものであれば問題ありません。
子どもは単純な桶や小さなバケツだけで十分楽しめます。
この時、常に声をかけたり、体に触れたりすることで子どもも安心してくれるでしょう。
冬場の注意点と対策は?
冬場は「寒さ」への注意が必要です。
湯船に長く浸かるのは避け、洗い場にいる時間も短くして寒さ対策をします。
基本は素早く自分の身体や髪、顔を洗うことですが、どうしても時間がかかる場合は、洗っている途中にお湯をかけることで寒さを和らげます。
単純だが効果的な方法です。
一人でお風呂に入る際の1歳前後の子どもの管理は神経を使いますが、行動はシンプルに保つことが大切です。
簡単に言うと、「洗い場で遊ばせる」ことがポイントです。
これを実現するためには、おもちゃで子どもの注意を引きつけたり、 寒さ対策としてお湯をかけ続けることが役立ちます。
1人で1歳半から2歳くらいのお風呂を見守り方
1歳半を過ぎ、子どもが幼児に成長すると、お風呂の見守り方も変わります。小さな子がよちよち歩きから走り出すころには、「言葉を理解し始める」って状況になります。
子どもによって成長は違うので一概にはいえませんが、おおよそでご紹介します。
1歳半を過ぎたところ、一人でお風呂を入れたところ、まず、親が一人でサッとお風呂に入り、全て済ませた後でリビングの子どもを呼びます。
すると、子どもが小走りでお風呂に入ってくるというように、コミュニケーションがとれるようになりましたので、だいぶ楽にはなりました。
ただ、親が先にお風呂に入ると、子どもも入りたくなってしまい、すぐに来てしまうこともあります。そうなってしまうと、前述したやり方でお風呂に入れます。
なので、次の対策は、テレビやYouTubeを見せつつ、「お風呂に呼ぶからと来てね」と話し、チャレンジしてました。これは、言葉を理解できたからできる方法なので、2歳になってもできない子はいるでしょう。
普段から二人でお風呂の時にお風呂の呼び出しボタンを使うか直接声をかけることで、お風呂への呼び出しが「習慣」にすれば、突然一人でのお風呂の時も、子どもが後から自ら入ってくるのを促しやすくなるかもしれません。
この方法が実現できると、少しゆったりとお風呂に入ることもできますが、安全の確保は忘れないでください。
もちろん、テレビやYouTubeを見せているときは1人ですので、次の機会では、お風呂前にスマートフォンやiPadをもってきて、見せていました。
1歳児のお風呂の待たせ方のまとめ
一人で子どもをお風呂に入れる際の対応は、子どもの成長に応じて変化し、対応の幅が広がります。いろいろな方法ができてくるでしょう。
1歳前後、そして1歳半から2歳の期間で、お風呂に入れる、待たせる方法は、一つの正解はありませんが、何よりも「子どもの安全が最優先」であることに変わりはありません。
そのため、一緒にお風呂に入る際でも、子どもを湯船に一人で待たせるのは避けるべきで、リビングで待たせる場合でも、階段のある家庭では予期せぬ事態が起こり得ますし、ちょっと転んだだけでも人では危険です。
「子どもの安全が最優先」
この考えを中心に置くことで、他にも効果的な対策が見つかるかもしれません。やり方は1つではありませんので、各家庭で安全な方法を探して実践していきましょう。
少しでも子どものお風呂に役立てていただけたら幸いです。