夏のジメジメした湿気や、冬の乾燥した空気に悩んだ経験はありませんか?
特に、部屋の湿度が原因で体調を崩すことがあると、どうにかしたいと思いますよね。
「でも、湿度計を買うのは少し面倒だし、そこまで必要かな?」と思う方も多いでしょう。
そんなとき、スマホのアプリで部屋の湿度が簡単に分かる方法があれば便利だと思いませんか?
この記事では、スマホアプリで湿度を測れるかどうか、また湿度計がない場合の代替案を詳しくお伝えします。
身近な道具で簡単に湿度をチェックする方法や、手軽に湿度を管理する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
アプリで部屋の湿度を測れる?結論とその理由
部屋の湿度を測ることができるアプリはありますが、現在のスマホでは機能を十分に発揮できない場合がほとんどです。
その理由について、詳しく解説していきます。
たとえば「マルチセンサー」というアプリは、スマホに内蔵されたセンサーを使って湿度を測定する仕組みを持っています。
しかし、最新のiPhoneやAndroidスマホには湿度センサーが内蔵されていないため、正確な部屋の湿度を測ることはできません。
古いAndroid端末の中には湿度センサーを搭載しているものもありました。たとえば、Galaxy S4などがその代表例です。
ですが、現在のスマホでは外部の天気情報を参照して湿度を表示する仕組みになっています。
その結果、アプリが示す湿度は部屋の湿度ではなく、外の湿度に基づいた値となってしまいます。
屋外の湿度を反映しているだけなので、部屋の湿度を把握するのには向いていません。
一方、湿度センサーを備えたデバイスをスマホと連携させれば、正確に室内の湿度を知ることができます。
たとえば「SwitchBot 温湿度計」はその代表的なアイテムです。このデバイスはスマホとBluetoothで接続でき、リアルタイムで室内の湿度を高精度で測定できます。
さらに、SwitchBotを使えばエアコンや加湿器と連動させることが可能です。あらかじめ設定した湿度や温度を維持するように、家電を自動的に操作することもできます。
湿度管理を自動化したい方には、こうしたデバイスがおすすめです。
湿度計なしでできる湿度チェック方法
湿度計がない場合でも、身近な道具を使っておおよその湿度を測る方法があります。
この方法は手軽に試せるので、ぜひ一度やってみてください。
道具名 | 説明 |
---|---|
ガラスコップ | 透明で内容物が見えるもの |
水 | 氷が十分浸る程度を用意してください |
氷 | いくつかあれば十分です |
時計 | ストップウォッチやスマホの時計機能 |
- ガラスコップに水を入れ、氷を数個加えます。
- コップの表面に水滴が付くまでの時間を計測します。
この実験では、結露ができるまでの時間を目安に湿度を推測します。
時間 | 湿度の目安 |
---|---|
8分以上 | 30%台 |
5分くらい | 40%台 |
2分程度 | 50%台 |
1分以下 | 60%台 |
30秒未満 | 70%台以上 |
この方法は簡単に試せるので、ちょっとした実験感覚で楽しむのもいいですね。
ただし、頻繁に湿度を管理するなら、湿度計を導入するほうが便利です。
100円ショップの湿度計ってどう?選び方のポイント
湿度計を買うなら、まずは100円ショップをチェックしてみるのも手です。
ダイソーやセリアなどでは手軽に湿度計を購入できますが、その精度が気になりますよね。
実際、100均の湿度計でも日常の湿度管理には十分役立ちます。購入するときのコツは、店内にある湿度計を複数比べてみることです。
表示されている数値が揃っているものを選べば、精度の高いものを見つけられる可能性が高いです。
湿度計は高価なものでも、使っているうちに誤差が出てくることがあります。
たとえば、「エンペックスのスーパーEX」という高精度湿度計でも、経年によって数値が少しずれることがあります。
そのため、湿度計の価格やブランドにかかわらず、あくまで目安として利用することが大切です。
100均の湿度計でも工夫して選べば、コストパフォーマンスの良い湿度管理が可能になりますよ。