冬の寒さが増すにつれ、マフラーを巻くことが多くなります。
マフラーは首を温めるだけでなく、冬のファッションの一部になるので、数本持っている方も多いのではないでしょうか?
見た目を重視したとしても、マフラーから出る繊維が制服のブレザーに付着すると、取り除くのが困難で少々厄介です。
なお、この繊維が服に付着する原因は、主に静電気によるものです。
この記事では、ブレザーや制服にマフラーの繊維が付着しないような対策方法、繊維が付いた際の対応や除去方法、また付着しにくいマフラーの素材について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ブレザーにマフラーの毛が付かない対策と取り除き方
ブレザーにマフラーの毛が付くのを防ぐ方法と、既に付いた毛を除去する方法を解説します。
マフラーの洗濯
マフラーを洗うことで、柔軟剤の効果により静電気が抑えられます。マフラーを洗うときに柔軟剤を忘れないようにしましょう。
特に「静電気防止」効果を謳う柔軟剤を選ぶことが有効です。
しかし、マフラーの素材によっては洗濯が不向きなものもあり、手洗いを推奨されている場合があるため、取り扱いタグを確認することが重要です。
マフラーの毛がブレザーに付かない対策
静電気防止スプレーの使用する
市販されている静電気防止スプレーを利用すると、静電気の発生を効果的に抑制できます。
スプレーを施すことで、静電気が発生しにくくなり、結果としてマフラーの毛がブレザーに付きにくくなるのです。
この方法は手軽で効果的なので、一度お試しをお勧めします。
霧吹きで湿らせる
霧吹きを使ってマフラーに直接水を吹きかけることでも静電気を防げます。
冬の乾燥は静電気を引き起こしやすく、マフラーに水分を与えることで乾燥を防ぎます。
これにより、静電気の発生を抑え、マフラーの毛がブレザーに付着しにくくなります。
ブレザーに付着したマフラーの毛の除去方法
衣類ブラシの利用
衣類ブラシを使って軽くブラッシングすることで、毛がすぐに取れますし、生地を傷める心配もありません。
粘着テープを使う方法よりも布地に優しく、ブラッシングすることで毛だけでなく、ほこりも同時に除去できるため、非常に効果的です。
これらの方法を試して、制服に付着したマフラーの毛を上手に対処してください。
粘着テープで除去
家庭で一般的に採用されている方法の一つがこれです。粘着テープを手に巻き付け、軽く押し当てて毛を取り除く手法は、多くの家庭で見られる光景でしょう。
この手法は操作が簡単で便利ですが、テープが非常に強力な場合は生地を損傷する恐れがあるため、使用する際は注意が必要です。
制服に毛がつきにくいマフラーの素材選び
制服にマフラーの毛が付着するのを防ぐためには、適切なマフラーの素材を選ぶことが重要です。
異なる電荷を持つ素材同士が接触すると静電気が発生しやすくなります。
例えば、多くの制服に用いられるポリエステルと、ウールのような素材は反対の電荷を持ち、一緒に使用すると静電気が生じやすく、毛が付着しやすくなります。
そのため、現在の制服の素材と同じ、または類似の性質を持つ素材からマフラーを選ぶと良いでしょう。
以下に、電荷の性質に基づいた素材の分類を示します。
- アクリル
- 麻
- ポリエステル
- アセテート
- ナイロン
- 絹
- ウール
- レーヨン
- 綿
このような素材の選択により、マフラーと制服の間で静電気が発生し、毛が付着するのを防げます。
ポリエステル製の制服の場合、ポリエステルや麻、アクリルなど同じグループの素材を選ぶと、毛が付きにくいとされています。
マフラーを購入する際には、制服の素材とマフラーの素材をしっかりと確認し、同じグループから選ぶことをお勧めします。
制服のブレザーにマフラーの毛が付くメカニズム
マフラーの毛がブレザーに付着する主な原因は静電気です。
異なる電荷を持つ素材が摩擦することで静電気が生じ、その結果、毛が付着してしまうのです。
服の素材によっては、プラスの電荷またはマイナスの電荷を持ち、対立する性質の素材との接触は静電気を引き起こしやすくなります。
ブレザーの素材を確認し、それに合った電荷の性質を持つマフラーを選ぶことが重要です。例えば、ポリエステル製の制服の場合は同じ素材のマフラーを選ぶことが効果的です。
冬場にはどうしても静電気が発生しやすくなりますが、これを防ぐために静電気防止スプレーの使用もおすすめします。
高校時代は、制服に合わせて毎日違うマフラー使いたいと思っていましたが、お小遣いをマフラーに使うことができず、ほかに使っていました。
そのため、1つでおしゃれだと思うものを購入し、ほとんど毎日使っていたのですが、当然素材を確認しなかったためにしばしば毛が付着してしまいました。
ですから、マフラーを選ぶ際は素材にも注意が必要です。
制服ブレザーにマフラーの毛が付くことのまとめ
今回は、マフラーの毛が制服に付着しないための対策や、その原因について解説しました。
マフラーの毛が何度取り除いても制服についてしまうのは、冬によく起こる静電気が原因でです。ある意味やむを得ないとも言えます。
とくに素材同士の性質については、当時知っておけばよかったと思ったものです。女子はけっこうかわいそうだなーって思っていたことを思い出します。
これまで洋服やアクセサリーを選ぶ際、素材を深く考えることは少なかったかもしれませんが、静電気を防ぐためにも、これからは身につける服や購入する小物の素材もしっかりとチェックしたいものですね。