しかし、布団の管理、特にたたむ作業や出し入れが面倒と感じることが多いでしょう。
この記事では、布団をそのままにするデメリット、便利な出し入れ方法をご紹介しますので、特に布団の上げ下ろしの参考にしてもらえたらと思います。
布団派は日々上げ下ろし、片付けしている？
布団を使う日々で、出し入れの手間は常に頭の痛い問題です。
多くの布団使用者は、日常的に布団を敷き詰めたままにしていることでしょう。
出し入れが煩わしいと感じ、夜に再び使用することを考えると、片付ける気が失せることもあります。
それでも、毎日きちんと布団を畳む人もいます。ただ、少数かもしれません。毎日ではないにしろ、週のうち３日程度の人もいます。
では、どうして、そんな面倒な布団の上げ下ろし、片付けを行えるのでしょうか？どうやって布団をたたんでいるのか、上げ下ろしをしているのかなどをご紹介します。
日々の布団のたたみ作業が煩わしくて面倒な理由
毎日布団を畳む作業が面倒だと感じるのは、どうしてでしょうか？
様々な個人的な事情があるかと思いますが、一般的な理由は以下の通りと考えることができます。
上げ下ろしが面倒な理由①：重さで体への負担が大きい
布団全体の重さは、意外と大きいものです。
これを毎日持ち上げたり、畳んだりしていると、身体にかかる負担が増します。
特に、重さが原因で体に負担を感じる人も多いようです。
特に女性には大きな負担でしょう。１回だけならまだしも、家族の分も上げ下ろしをするのはけっこうたいへんなものです。
体調がすぐれない日には、さらにこの作業が大変です。
上げ下ろしが面倒な理由②：湿気が逃げる時間が必要
一晩で人はコップ一杯分の汗をかくと言われています。
布団を畳むよりも、その前に時間を置くべきだという意見があり、それが面倒と感じる一因です。
布団をすぐに畳まずに時間を置くことで湿気を逃がす時間をとってからたたむ場合、仕事の時間があるので、それが日々の負担になります。
起きた直後の布団はまだ湿り気を含んでおり、すぐに畳むと湿気が閉じ込められます。
しかし、乾かしてから畳むのも忙しい朝には難しく、時間が許さないことが多いです。
これらを考えると、つい布団を敷きっぱなしにしてしまいがちです。
上げ下おろしが面倒な理由③：たたむ布団の枚数が多い
単身であれば自分一人分の布団を畳むことはさほど苦ではないかもしれません。
しかし、家族がいると自然と布団の枚数も増え、その分たたむ作業が一層大変になります。
家族分の3枚や4枚の布団を畳んでしまうと、それはもう相当な労力が必要です。
上げ下ろしが面倒な理由④：収納場所が不足している
たとえ布団を畳んだとしても、そのボリュームはかなりあり、十分な収納スペースが必要です。
多くの人が布団を畳む際に収納スペースの不足に悩んでいるようです。
さらに、既存のクローゼットや押し入れでもスペースが足りない場合があります。
布団を優先して収納スペースに確保しておくと、他の物の収納場所が確保できなくなることも少なくありません。
布団の収納に頭を悩ませている人は多いでしょう。
また、本来であればベッドを使いたいという要望も多いです。
常に敷きっぱなしの布団の弊害とは？
布団の畳み管理に関する苦労が多くありますが、日々畳む必要は本当にあるのでしょうか？
常に敷きっぱなしの布団の弊害を調査しました。
弊害①：カビの発生
睡眠中に人はコップ一杯の汗をかくことをお伝えしましたが、この湿気をそのままにしておくとカビが生じるリスクがあります。
特に布団を動かさずに敷きっぱなしにしている場合、床と接する部分の乾燥が遅れ、カビが発生しやすくなります。
気付かぬうちに布団の下でカビが増えてしまい、その上で眠るのは避けたいものです。
その理由のほとんどが面倒くさいから片付けないことではないでしょうか。
弊害②：ダニが増える
第二の問題は、湿気を放置することでダニが繁殖しやすくなることです。
カビと同様、湿度が高い環境はダニにとって理想的な状態です。これにより、かゆみやアレルギー反応を引き起こすことがあります。
ダニが大量に繁殖すると駆除は一層困難になりますし、子どもがいるのであれば、さらにダニ対策は重要です。
弊害③：掃除の困難さ
布団が床に敷きっぱなしになっていると、掃除時に邪魔となり掃除が困難になります。
布団をどかして掃除をしても、布団周辺にホコリや汚れが溜まる可能性があります。
床の清潔を保つためには、布団を一度片付けてから掃除する必要がありますが、これが追加の手間となり得ます。
弊害④：部屋のスペースが狭い
布団を常に敷いたままにしていると、使用可能なスペースが減り、部屋が狭く感じられます。
敷きっぱなしによるデメリットとして、多くの人が部屋の狭さについて感じます
また、布団が常に敷かれている状態は見た目にも美しくありません。場合によっては、汚く見えることもあるでしょう。
敷きっぱなしの状態だと、人を自宅に招きにくい環境にもなり得ます。
弊害⑤：日常生活にリズムが生まれにくい
毎朝布団を畳み、寝る前に敷くという日常のリズムが、生活にメリハリを与え、規則正しい生活を促します。
しかし、布団を敷きっぱなしにすると、そのような生活のリズムを作る行動がなくなります。
その結果、生活にメリハリがなくなり、時間がだらだらと過ぎてしまうことがあります。
あまりない弊害ではありますが、生活リズムがないというのはそれはそれで問題になるかもです。
布団をたたまずに快適に過ごすための便利アイデア
布団の敷きっぱなしには多くのデメリットがあることが明らかですが、それでも布団をたたむのが面倒なときはありますよね。
そんな時に役立つ、布団の敷きっぱなしのデメリットを克服するアイデアや便利グッズをご紹介します。
すのこを使用する
布団の敷きっぱなしを防ぐための一つの方法として、布団の下にすのこを敷くことが挙げられます。
すのこの利用は特に、布団をたたむのが面倒と感じる人にとって効果的です。
すのこを使う理由としては、すのこは通気性を向上させるので、カビやダニ対策にも効果があるとされているからです。
市販されている布団サイズのすのこを使うとよいでしょう。
除湿シートを利用する
次に、除湿シートを布団の下に敷く方法です。
すのこと異なり通気性は向上しませんが、湿気を吸収してくれるため、カビやダニの予防に役立ちます。
使い回し可能なタイプを選べば、コストも抑えられます。
梅雨の時期には、特に役立つアイテムです。
布団乾燥機や布団クリーナーの使用
最近では布団乾燥機や布団用クリーナーの種類も多く、使い勝手が良いです。
布団乾燥機は、布団の乾燥だけでなく、寒い時期には布団を暖める効果もあり、冬でも暖かい布団で快適に眠れます。
布団クリーナーは、その名の通り掃除機の一種です。ダニなどを吸い取ってくれるので、清潔に保つのに役立ちます。
通気性の高いマットレスを使用する
万年床の問題点を解決する方法の一つに、通気性の高いマットレスを選ぶことがあります。
敷布団の代わりに高通気性のマットレスを使用することもできます。
高通気性のマットレスは、他の対策アイテムを使う必要がなく、効果的です。ただし、価格がほかに比べて高いです。
い草製のラグやマットを利用する
続いて、い草製のラグやマットを使用する方法です。
い草は畳の材料としても知られており、ラグやマットに利用することで畳の感触を再現します。
い草の自然な湿気吸収能力により、直接床に布団を敷くよりも湿気の溜まりにくい環境を作り出します。
このアイテムは、布団の畳み管理が面倒な時にも大変役立ちます。使用者の体験談をご紹介します。
特に梅雨時にカビ防止に効果があるとされています。
室内布団干しスタンドを活用する
布団を畳むのが面倒で、収納場所にも困っているけれど、敷きっぱなしは避けたい方には、室内用の布団干しスタンドを使う方法があります。
布団を干すだけなので、手間はかかりませんし、しっかりと乾燥させることが可能です。
さらに、この方法は敷きっぱなしにするよりもスペースを節約でき、部屋を広く使うことができます。
布団の上げ下ろしを効率化するアイデアとは？
ここまで、布団を畳む作業に関する解決策を提案してきましたが、日々の布団の上げ下ろしが苦手という方もいるでしょう。
これから、そういった方々に向けて、布団の上げ下ろしを楽にする方法を紹介します。
ソファベッドを活用する
布団を選ぶ理由として、ベッドを置くスペースがないという人もいます。
そこで、布団の上げ下ろしを容易にする一つの方法が、ソファベッドの利用です。
ソファベッドは日中はソファとして活用できるため、場所を有効に使えます。
布団を上げ下ろすよりも手軽で、体への負担も少ないため、日常生活での利便性が向上します。
キャスター付き収納を使用する
もう一つのアイデアは、キャスター付きの収納を利用することです。
布団を畳んだ後、キャスター付きの収納に入れて移動させることで、クローゼットや他の収納スペースへの運搬が格段にラクになります。
この方法なら、部屋もすっきりと使える上に、見た目もスマートに保てます。
布団の上げ下ろしを簡単にするため、このタイプの収納ラックが大変役立ちます。
「布団収納 キャスター付き」などで検索すると、楽天などで販売されています。
布団をクッションとして利用可能な収納袋の活用
次に紹介するのは、畳んだ布団をクッションとしても使える収納袋です。
このタイプの収納袋は、畳んだ布団をクッションとして活用できるので、部屋の整理整頓が手軽になります。
さらに、別途クッションを購入する必要がなくなるので、コスト削減にもつながります。
とくに一人暮らしに有効活用できます。
「布団収納袋 クッションになる収納ケース」などで見つけることができるでしょう。
コンパクトな布団やマットレスの選択
最後に提案するのは、コンパクトな布団やマットレスを選ぶことです。
コンパクトに折りたためる布団やマットレスは、持ち運びが容易になり、収納時にも場所を取りません。
特に狭いスペースに最適な幅の狭いマットレスは、多様な選択肢が市場にあります。
これらの布団上げ下ろしアイデアは、朝の忙しい時間でも、これらの方法を活用すれば、一日のスタートをスムーズに、そして気持ちよく迎えられるのではないでしょうか。
これまで布団の上げ下ろしに苦労していた方も、自分に合った製品を選ぶことで毎日を快適に変えることが可能です。
布団の上げ下ろしが面倒なときの解決策と楽にするアイデアのまとめ
今回は、布団を畳む作業が面倒なときの解決策や、布団の上げ下ろしを楽にするアイデアをご紹介しました。
要点をまとめると以下のとおりとなります。
- 常に布団を敷きっぱなしにすることは多くのデメリットが伴います。
- 便利なアイテムを利用することで、布団を常に敷きっぱなしにせずに済みます。
- 布団の上げ下ろしを助ける便利なアイテムも多数存在します。
布団の上げ下ろしは日々のルーティンであり、できるだけ手軽に行いたいものです。
さまざまな方法やアイテムを紹介しましたので、自分の生活スタイルに合ったものを見つけて利用してみてください。
この記事がお役に立てれば幸いです。
